2019/06/09

アドレナリン 脳内麻薬の作用 (BU01/06/2014)

荒野でヒヒに襲われた気持ちになって。


食べる量のわりになんだかんだ忙しくて運動不足になりがちな冬休み、
飲み会と飲み会のはざまにダレきった自分の体をうっかり直視したりするともうウンザリしますよね…。

でもいざ運動するぜ!とか思っても、
なかなか続かなかったりして、ますます自己嫌悪になりがちです。


でも、人間の体には運動の効果を高めてかつ長続きさせるしかけがあって、
それをうまく使えば体型も改善、ストレスも解消できるんです。
そのしかけとは、アドレナリン分泌の仕組みです。

アドレナリンをうまくコントロールできればまさにエクササイズ中毒になって、
疲れてても運動せずにはいられない体になっちゃうんです。


アドレナリンって何?


アドレナリンとは、腎臓の隣にある臓器、
副腎で作られるホルモンのひとつです。
ちなみに副腎は腎臓の上にひとつずつあるので、
ひとりの体にふたつあります。

ここが特定の刺激に反応していろんなホルモンを血流に流し込むんですが、
アドレナリンに関しては、大体何かしらのストレスに応じて分泌されます。


どんな作用があるの?


アドレナリンは一般に闘争や逃走反射と結びつくホルモンなので、
人類が生き延びるために大きな役割を果たしてきました。

危険な状況に直面すると、副腎がアドレナリンを血流に一気に流し込みます。
これには、人間の生命を救うためのいくつかの効果があります。


まず血管、それに酸素の通り道を広げます。
これで脳内の酸素が増えて注意力が向上するだけじゃなく、
筋肉内の血流が増える(ことで酸素がたくさん流れる)と力が増強され、
身体的パフォーマンスが一時的に爆上がりします。

なので荒野で荒れ狂った野生のヒヒに出くわしたときなんかは、
アドレナリンが噴出されることでヒヒと格闘したり、
全速で逃げたりといったアクションの役に立ちます。

火事場のバカ力ってやつですね。でも荒野とか今どきあまり行かないので、アドレナリンが現実的な場面で役立つのは、きつい運動をするときです。


アドレナリンが出ることで、副次的効果もあります。
アドレナリンが脳に到達すると、
エンドルフィンやドーパミン、ノルアドレナリンといった物質もちょろちょろ出てきます。

Psychology Todayによればエンドルフィンにはモルヒネみたいに痛みを和らげる効果があり、

ノルアドレナリンにもスピード(覚せい剤)みたいな効果、
それからドーパミンはコカインを使うと出てくるのと同じ物質です。
言い換えればアドレナリンが出ると、

コカインとスピードとヘロインをちゃんぽんで摂取したような状態になって、
麻薬と同様に強い中毒性もあります。
なので取り扱いには注意が必要なんです。




スピードボールですね。
この、覚せい剤、ヘロイン、コカインは
人間には欠かせない麻薬のようです。


歴史が古いのもうなずけますよね、


芥子は、紀元前からあるし、
コカはインカ時代からある。


覚せい剤は1800年代に日本人が合成した新しい薬物で
麻薬とは別物の扱いになってる。


何でだろう?


法律でも、医学的にも
麻薬とは別


今のところ理由はわかりません、
今度調べてみます。