この記事は2ndのバックアップからである。
ヘロイン中毒患者 レンちゃん
当時レイちゃんは22歳のOLさん
普通とチョット違っていたのが、不倫をしていたことだった。
その不倫相手が、俺のヘロイン仲間のA
レンちゃんは真面目で小柄な美人さんで
俺は、Aの事を羨ましく思っていた。
俺は他人に対して羨ましく思うなどと言う感情は極力持たないよう勤めていたが
レンちゃんは別もであり、それほど別品さんであった。
Aもそんな彼女にベタ惚れで、とうとう離婚と言う事になってしまった。
Aも真面目な男で、大阪の船場で糸へんの仕事をし、課長にまでなっていた男である
30代前半にもかかわらず、マイホームを天王寺に持ち、マイカーも持っていた。
そんな男が、俺らと知り合った事で、いつの間にかヘロイン中毒となり
後に人生を大きく狂わすこととなるとは、この時点で誰もが思いもしなかったことだ。
レンちゃんは、ズルズルとヘロインにハマって行くAに何度も何度も
ヘロインをやめるようにお願いをしたり、
俺らに、ヘロインを売らんとってくれとお願いに来たものだった。
そんな再三のお願いにもかかわらず、
(ヘロインはそんなに簡単単にやめれるものではない)
(ヘロインはそんなに簡単単にやめれるものではない)
Aはヘロインを使い続けた、
レンちゃんは考えた、
Aがそんな気なら私もヘロインをやったれ!
何も怖さを知らないレンちゃんの浅はかな思いから、
重度のヘロイン中毒患者、レンちゃんが誕生する。
1990年代初頭の頃の大阪はヘロインが蔓延していた。
1万円を持ってミナミに行くと、簡単に路上でヘロインが手に入った
俺たちから買うよりはかなり割高だが
イラン人が手広く、シャブや、ヘロイン、LSD、草など
あらゆるドラッグを白昼堂々と道端で取引していたような状態だった。
ホントに、コンビニでおにぎりを買うような感覚でドラッグが買えた時代だったので
レンちゃんがヘロインを手に入れるはそう困難ではなかった。
そうなると、ローリングストーンで転がりだした玉は止まらない。
レンちゃんが一端のジャンキーになるのには時間は掛からなかった。
レンちゃんのヘロインに対する欲求はAをも悩ますモノとなり
Aが俺に相談しに位深刻なものになっていたようだ。
疲れたので一旦休憩
続きは↓↓
レンちゃんはAを凌ぐ勢いでヘロインにはまっていった。
そうこうしてるうちに、Aがパクられたと言う話を耳にする。
どうやら、仕事の途中に車の中でヘロインを打って、そまま車の中で
注射器を腕にぶら下げたまま倒れ込んでいたところを
通行人に通報され、チャリポリにたたき起こされ、
そのまま逮捕となったようである。
困ったのは、レンちゃんである。
安いヘロインを買えるのはAだけで、
レンちゃんはイラン人しか知らない
唯一俺を知っていたので俺を頼って来たのでしばらくは面倒見ていたが、
俺も、手持ちが寂しくなって来ていたので断ることが多くなっていた。
その頃、レンちゃんは1日0.5gのヘロインが必要な体になっていた。
イラン人から買うと、4万円である。
OLのレンちゃんがそんな金、続く訳はなく
すぐに金に詰まった。
ベッピンさんのレンちゃん、考えることは一つである。
イラン人のプッシャーを誘惑にかかった、
作戦はまんまと成功し
レンちゃんは、以来ヘロインに困る事はなかった。
そうこうしてるうちに、Aが保釈で出てくることになった。
その頃にはレンちゃんは、立派なイラン人の愛人となっていた。
Aが保釈で出てきたと俺に連絡があったが、
俺も、もう人に分けるだけの余裕がなかったので
Aに事情を話、保釈祝いに0.5g渡してそれ以降は付き合いを止めたのだ。
人からの話によると、A夫婦は毎夜毎夜イラン人所に現れていると聞く。
保釈中やのに大丈夫か、と、心配してた矢先に再逮されてしまった。
その時、レンちゃんはイラン人の所に逃げてたらしい
と、話を聞いた。
その②へ続く
パオ
その②へ続く
パオ