一体いつの話やろか?
ふと、思い出したので書くことにした。
俺が、30代の頃
年にタイへは月一ペースで行っていた
勿論ヘロインを運ぶために行っていたのんやが
その間に一回パクられて
5年振りにチェンマイのクンサーの兵隊の友達の所を訪れた
んやが、友達は肺がんで亡くなっていた。
それを聞かされたのが、彼の奥さんである
ミスチェンマイのアトゥ(仮名)からだ、
その時に新人スマグラーを一人連れって行ったんやが
こいつが出来が悪かった、
ヘロインもビギナーで、一発打つ度にぶち倒れると言う
愚行の愚行だらけのやつやった。
その時、俺はアトゥからヘロインとメタドンを仕入れる如く
約束をしていたんやが、8時の待合せを
寝過ごして10時に目が冷め慌ててアトゥに連絡をしたのを
覚えている。
アトゥが俺らが泊まるメーピンに迎えに来た時だ
俺をとビギナーの太一を拾い
アトゥの家へ向かう途中のこと
右から急にバイクが出てきてアトゥは避けきれずに
バイクを人ごと跳ね飛ばした、
飛ばされた奴は車の屋根を超え車の後ろに落下していた。
アトゥは俺らと、娘(ティック)に歩いて家まで行けと
指示し、跳ね飛ばされた奴に金を握らせ
事態を収拾しようとしていた、
俺らはそれを尻目に娘の後を付いて帰ってる途中
アホの太一が屋台で何かを買おうとしているではないか
タイ人と日本人がつるんでいるのは余り好ましくはない
そんな事情を知らん太一をティックが
怒りチラシ足早に家へとたどり着いた。
30分ほどしてアトゥが帰って来て、話を聞くと
金で話を付けたというではないか
バイクの奴はかなり怪我をしていたらしかったが
さすがのアトゥ、金でホッペタを叩いて
事故をなかったコトにした。
アホの太一やが、一発打って倒れている、
アトゥにとりあえず、10Gのヘロインを貰い
注文した、ヘロインとメタドンの金を渡し次の約束をして
俺は、フラフラの太一を抱えタクシーでメーピンまで
帰った。
そんなこんなで、日本に帰国した俺は
太一と二度と関わりを持ちたくなかたんで
着拒にして俺は俺の商売をしていたが
回り回って太一が俺と連絡を取りたがっていると
小耳に挟んだが放っておいた
太一は再びタイに仕入れに行きたいらしく
俺に連絡を取りたがっていたらしいが、もう
ごめんやった俺は無視を決め込んだ
すると、田中と言う中堅スマグラーと太一が
何故か知り合うことになり
2人してタイへと旅立ったと言う話を耳にした
そして、その後、2週間ほどして
2人がカオサン近辺で職質に合い、パクられたという話が
飛び込んできた。
そして、2人に下った判決が
・・・・・
チョット待った、その職質で少量のヘロインが出てきたんやが
泊まってるホテルの部屋のガサで
100g以上のヘロインが出てきて逮捕され
下った判決が17年と言うものだったらしく
金のある田中は中では結構な暮らしをしていたと言う話を聞いたが
太一は金もサポーターもなく
乞食のような暮らしぶりやったと
その、数カ月後、太一が首を吊って自殺したと言う話が
舞い込んできた。
俺の目には狂いが無かった
太一と居るとパクられると言う俺の感は見事に的中した
下手したら俺が犠牲になっていたかもしれなかった。
田中は、どうやったんか知らんが
8年ほどしてから釈放され日本へ戻って来た
電話で少し話したが、会うことは無かった。
太一が招いたバイクを跳ね飛ばす出来事から
その危険性を察知してから
10年目の出来事だった。
ほな、
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