当時の俺の生活は
朝、6時に起き娘の朝ご飯を作るのが日課で
起きるや否や
昨日から用意してあるスピードボールの注射器を冷凍庫出し
素早く、ランニング(静注)する
歯を磨き、コーヒーをエスプレッソマシーンにセット
♪*゚ぶっぷぶっそぶそぶっそ♪。.:*・゜
マシーンが歌う
タバコ、ニコチンを肺の奥底へインド式呼吸
ニコチンがスピードボール
の
ハイな気分と落ちる作用を後押しし
しばし、まどろむ
さて、今日はハムエッグとフレンチトースト
ハムエッグの俺の作り方は
軽く熱したフライパンに
ロースハムを4枚放り込む
軽く焼き
卵、2個、入れる
火を中火よりやや小さくし
大さじ2-3の水を入れ、蓋をして蒸らす
卵の表面が白くなって行くので、俺のタイミングで
火を止め1分程蒸らす
完成
見事な半熟卵のハムエッグの出来上がりや
この作り方は
母親譲りの、今では俺にとっては形見や
さて、次はフレンチトースト
卵2個に牛乳100CC+練乳少々
厚切りホテルブレッドをかき混ぜておいた卵の中に
たっぷりと浸してやる
フライパンを適度に熱し、油やバターは引かない
ホテルブレッドを使うんで必要ないのや
厚切りなんで、各4面焦げ目がつくまで
焼いてやる
フレンチトーストの焼ける匂いが部屋に立ち込め
朝、の雰囲気を演出し
何とも言いがたい、幸せな気分にさせてくれるんです
7時位になると、何も言わすとも
3歳の娘が起きてくる
そのままトイレに行き、オシッコをし歯を磨き、顔を洗う
その姿は、愛らしく愛おしく
俺の魂ブルブルと震えるのを実感する
娘は、俺の事を
「お父さん」
と
呼ぶ
「お父さん、いただきまーす」
娘は元気よくホウばる
俺はその姿を眺めているだけで
食べ終えた娘は、自分で後片付けをしている間に
保育園の行く段取りを俺がする
7時半に
娘をチャリンコの後ろに乗せ
保育園まで送るんやで
保育園に着くと、若いお母さんで一杯で、気分は
ハイや!!
顔馴染みの○○ちゃんのママとか、○○君のママとかで
近所のモスでコーヒータイム
俺は34→5歳
ママらは、26→8歳
当時の彼女は28歳
なんか今から思えば30代が一番充実しよくモテたと思う
ポン助や、ジャンキー
は
対象外
保育園のママを何人かポン中にしたかな?
よく働く下僕
役立たずの俺に、皆んな良く尽くしてくれたんは
人徳なんか、ポン徳なんか
ママ友と別れた後、行きつけのコンビニで
家でまだ寝とる嫁の為に、サンドウィッチやドリンクを購入し
チャリで家へと帰る
9時半位から
俺の、携帯が鳴り出し
続々と
中毒者たちがやってくる。
早い奴は、8時頃から来るが、10時過ぎまで待たし
早よ来ても、一緒やと言う事を
無言で、身体に覚えさす
全く、動物と同んなじやんけっ、
( `д´) ケッ!
当時は、配達ではなくほぼ99%が部屋へやってくる
大名商売や
気に入らん奴には、一切売らないので
患者、乞食共は、媚びへつらい、言う事を何でも聞く様になる
んやな
ある奴が言う
「Dちゃんの声は、天使の声やわ」
プー中なら、この感覚が理解できると思う
俺自身同じ感覚になる時があるからなんや
ネタ
を持つ者が、
王様、天使、神、社長、会長、親方、仏
等の称号が与えられる
が
突然
立場が逆転する自体が起こるのも
ヘロインの世界の摩訶不思議な世界感でもあるんやからな
俺は
なんぼ、シックが苦しくても嫌な奴には決して
媚び諂へつらうう事はない
患者や、乞食たちは
4時頃になると撤収してゆく
理由は
娘が保育園から帰ってくる時間が5時であるのを
知っているんや
お迎えは、嫁の仕事
俺は静かになった部屋で1日の中で1番の1発を
ランニングする
そして、気絶する
ノッディーではなく気絶するんや気絶
毎日がこんな感じやったんで
「ガチャ、ガチャ、ガチャ」
玄関で物音
チビが帰って来た。
微かな意識の中で気配を察した起き上がる事は出来ず
いつものソファーで、ひっくり返っていると
保育園から帰って来た娘が俺の横を通りすがりに
一言発した
「オッサン、また、寝とる。」
俺は、横たわり微かな意識の中に
先の鋭い剣が突き刺さった様な
電気が走った
そしてその言葉は、こうして
今でも
魂に刺さったままあるので
今
書いている
今、クスリから離れ、思うと
娘には当時の俺がどんな風に写っていたのか
娘は俺を大嫌いと言う
時間を見てジックリ話をする?
そんな事はしないでおく、それが俺のやり方やから
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