薬物の話ばかりでは、つまらんので、
昔、
銃器・薬物対策課と言われて頃の事でもチョイ書くか。
俺は、薬物の他に
チャカ(GUN)
に
興味を持っていた時があった、俺の場合は集めるのもそうやが、
組立に興味があり、
kitを買っては作っていた
特に、サブマシンガンに重きを置き日夜制作に明け暮れていた。
GUN
の
構造は単純であり、シンプルなモノが多い、って言うかほとんどがそうや。
理由?
シンプルでないと故障の原因となるんや、
オートマティックよりは、レンコン
これ、基本ね。
レンコンは玉詰まりがほぼないが、オートマティックにはよく起こる現象なんや。
マニアの多くは、モデルガンでは物足らず、
海外などで、ガンクラブに入り、
年に何回かは撃ちに行く。
俺の行ったのは
ハワイ、フィリピン
それなりに、やったが、なんかものたらなさを感じていた。
そこで、出会ったのが、
ヘロイン
の
仕入先であった
チェンマイの「TOM」
(仮名)
奴は、大のガンマニア、しかも本物である
職業柄必要だと言っててたが、
TOM
は
腰にグロッグ7
足首に
グロッグ26
そんなにヤバイ・・んかいなぁ~
TOM
の家に行くと毎回必ず、奴の持つ牧場に
アルマジロ
を
撃ちに行く
H&K UMP45
MAC11
M-16
M-16を除き他は短距離の戦闘サブマシンガンや、
こんなんでアルマジロ撃つんかいなぁ~
と
思いながら牧場へ行き、なんでもアルマジロは害獣らしく
TOMは、
駆除
と
言っていた
サブマシンガンを打つのは初めてや、
舐めてかかった俺は、MAC11にしてやられる羽目になった。
手の平サイズのこのサブマシ、
肩当てがコンパクトに収納されてるが、
映画などでは、片手撃っているシーンをよく見るんで、俺も、
片手手で、やや硬さのあるトリガーを若干力を入れて引く
(多分ホンマはもっと軽いんや、手入れが悪いと見た)
「カッチ」
言う間もなく
「ズダダダダダダダダダダダダダァーァーァーーーン」
俺の手首は勢い余り、空を向いて腕は垂直に上へと跳ね上げられた。
30発の弾装は
2秒ほどで空っぽに
弾は、空へと飛んで行った。
TOM
が
大笑いしている、
連射の洗礼を受ける。
TOMにコツを習いまともの撃てるのにそんなに時間はかからなかった。
3艇ある中で、この
イングラムMAC11
が
一番気に入った。
余りにも小さいので
集団率が悪いと思っていたが、意に反し、
5m くらいの集団率はかなり良い
結局、アルマジロは1匹も撃つことができず、
帰ることになった。
TOMの家で、
TOMにMAC11+サイレンサー
が、欲しいと告げると
奴は、難なく
「明日、買いに行こう」
と
言った。
この写真は、MAC10
11
は、これの2周りは小さい
TOM
に、連れられて、ターペイロードを東へ向かう
方向音痴の俺は瞬く間に自分の居どろころを見失う
TOM
の運転は怖い、
家を出る前に2人で有に
2g
近い、プーをタバコに詰燻らしていたので、半分は別の世界に居た
そんな俺が怖いと思うんやから、
傍から見ると、車は何度も人をひき殺し、ぶつけ
るような、フラフラな走る凶器だったに違いない。
時間の感覚が無いんでわからんが、
1時間も走ったんやろか?
ある、豪邸?
ん、
豪邸やな。
着いた。
門番が出てきて、TOMを確認、
1-2言葉話
すると、もう1人門番が現れ、重厚そうな鉄製の門を
「ぎぃがぁがぁがっぁーががががぎぃぃ~~ぃ」
と
非常に不快な音を立ててゆっくりと開いていった。
完全に、と言うか、車が入れる隙間ができるのにゆうに5分はかかったのではないか、
実際はもっと早かったんかも知れんが
そんな感じがした。
記憶が曖昧なんやが
敷地内には、軽く見ても5軒以上の建物が有ったように思う
TOM
の家ですら、敷地内に4軒の家があるんやから、
驚く事ではないのだが、敷地の広さには
俺の理解を超えていた。
TOMの車は
ラウンドクルーザァー
他に4台所有している。
この屋敷の主は車の数がわからない、パット
見る
だけで、5台は目に入った。
TOMにしろ、ここの主にしろ、チェンマイではおそらく有名な金持ちだと思う
ちなみに、TOMの奥さん
ATHW
(アトゥー)
は
ミス・チェンマイの称号を持つかなりの
ベッピンさんだ
TOMと門番は話が盛り上がり、大笑いしている
俺は、
地べたに座り込み、船を漕いでいたので
その、長話も苦痛にはならなかった
俺は、
20回までは覚えているが、一体何回タイを往復してるか分からん
のにも関わらず、
タイ語
ほとんど出来なかったし覚える気もなかった、
英語で事足りるのと、不思議な事に
英語のできない奴と話す時、日本語を押し通すと結構通じてしまい
不自由を感じなかったのもある
TOMが合図した
俺は、後に続き、母屋と思われる家に入った
日本で言う玄関に当たる場所はない
ドアを開けると、そこには3m近いベンガルトラが牙を剥き正に
飛びかかろうとする剥製が迎えてくれた
そこは
直ぐに居間空間で
広さは、ハッキリ覚えていない。
床は、ヒンヤリとした感触のおそらく
大理石やと思う。
奥のドでかいソファーに、これまた大男が
(背も高く、デブ130Kgありそう)
なんとも、ふてぶてしく座って
「サテェエー」
と
TOM
に投げかけた
TOMは
「ワデェィイェー」
と
返した
タイ語ではなさそうだと言うくらいはこの俺にも分かった。
TOM
は
タイ人だが、
「 モン族 」
だ
それに、
「クンサー」
派で、国民党の残党の事を恐れていたが
当時、チェンマイは
クンサーの支配力が強かったが、完全ではなく30%程
国民党残党の支配があった
そんな理由からTOMは
グロックを2丁も携帯していたのである
警察や、軍は
書くとややこしくなるので、簡単に書くと
TOMの所轄(チェンマイ県)の警察は味方
軍の中には味方も、敵もいる
これで、分かりやすやろ
ソファーの大男を紹介された
名前は「ティユゥエン」
職業は
武器・麻薬の
総合商社
と
本人が言っていた
TOM
の
職業は
麻薬の
総合商社で先祖代々からのTOM家の
生業
驚く事に、この2人共大卒なんや
俺
高卒 (笑)
ドでかいソファーに座ると
お茶の様に、と言うより、テーブルの上にピカピカのシルバーの香炉
の様なお椀に、真っ白で所々キラキラ光を放つ
白い粉
ヘロインが
見積もっただけでも
100g
はありそうだ
が
普通に置いてあり
「ご自由に」
言う感じの事を言われた
断る理由もないので、懐のシルバーのタバコケースから
ペーパーを出し、煙草を適量載せ、お椀のスプーンで、そやな
0.5-6g
を煙草に揉み込んで
簡単なフィルターを付け、クルリとジョイントを巻く
そして
巻いたジョイントを口の中に放り込み、ツバで軽く濡らす
理由?
自分で考えてくれ、
ヘロインをタバコと混ぜ込んで吸う時は必ず濡らすのが習慣なんや
火の走り方をコントロールするためや。
教えてもうたがな、(笑)
(((*´艸`))・゚プププ…
つづく
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