刑務所へ続々と吸い込まれていく
周りの人間
逆に、続々と刑務所から排出されて来る人間
先輩はと呼ばれる奴らは
既に還暦まじかの
世間で言うところの、ジジィである
後輩と言っても
30代は少なく、ほとんどが40代の
オッサんや。
全盛期の輝きは無く
生活保護に頼り、あいも変わらず
静脈にニードルを突き刺して、ボケボケや
俺は、もうスリップもなく
4年間ポンはクリーンで、プーについては
7年間もクリアーや
ある程度まともな考え方が出来る様になったが
外見や考え方はやはり
一般人とはかなり違う様やな
そんな俺が、ポン食うてる後輩なんかを見ると
全く使えるとは思わへんのや
俺が、ボランティアやってると言うと
いっちょ、カマしてくれと言いやがる
こんな、ボケた奴らを使うほど俺はバカちゃいまんねん
名刺だけでええから作ってくれと
言う
何を寝ぼけた事言うとるんか理解不能である
俺は言う、
「ポン辞めて、寄付金集めてきたら名刺ぐらい作ったらぁ」
俺も昔はこんなんやったかと思うと
哀れに思う
確かにドラッグは見えない世界を見せてくれる
てっとり早いものやけど
昨日、比叡山、延暦寺の生き仏になる
僧侶のニュースを見たが
前回生き仏になった僧侶が言っていた言葉
死を目前極限状態で感じた事は
「感謝、真理、死とは通過点」
この感覚は、ヘロインで全く同じことを感じる事が出来る
個人差はあると思うが
アメリカのヘロインサポートのSNSで
以前、俺が質問した事がある
「What is Heroin for you?」
何百人もの返答のほとんどが
「Love & Evil 」
と言う返答であった
正に、この世の真理であるではないか
そして、延暦寺の修行僧侶と同じく荒行が終わると
しばらくの間使い物にならない
ヘロインも同じく使い物にならない
あまりの共通点の多さに俺は
なるほどと、一人うなずいていた、俺の見た世界は間違っていなかった
事が証明された様な気がした
俺は、パカは手放すことは無いが
その他のハードドラッグにはもう2度と手を出す事はないだろう
先日も、目の前にポンがあったが手を出す事は無かった
あんなボケたポン中には二度と成りたくないし
本来、プー中の俺はポンは好きくないんや
そして今は、海外受刑被日本人の支援と言う
目標が出来たんで
何者かに動かされる様に一心不乱に
まい進するだけや
それが、俺の死を目前にして持った初の
人生の目標である
以上
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