2019/12/17

ウインピーと言う俺の貯金箱(BU)


01/16/2015


昔、末端の消費者だった頃、

俺には、街中にウインピーと言う貯金箱がそこら中にあった。

ウインピーとはどう言う意味を持っているのだろうか?
簡単に言うと、
自販機荒らしの一種


挿入する千円札に細工をし
自販機の中のつり銭を頂くのである。

千円札をどう細工すのかと言うと。

まず、千円札の端から27ミリの所をカッターで縦に
カット
する。

両端から切り離すので、
千円札が、3等分される。

カットした部分を補強するためにスコッチテープを貼り
補強する。

3枚になった千円札を1枚にまとめるために、
片側に長さ30センチ程で千円札と同じ幅の出来るだけ薄い
プラスチック、塩ビ、セロハン等で、
千円札を繋げる。

これで、完成

この千円札をある種の自販機に挿入すると

ウイーンと鳴りながら、
ピィッ !

と鳴き、

自販機の金額表示画面に
1000

表示される。

表示を確認すると
千円札に貼り付けたプラスチック板が
挿入口から出ているので、
それを勢いよく引き抜く。

その作業には、ある種コツが要るのだが、
この作業を、表示板が
4000
になるまで繰り返す。

何故、4000かと言うと、5000まで上げると
エラーが起こり、表示が
0
になってしまうからだ。

4000
になったら、返却レバーを押す。

すると、何と返却口から、500円玉で8枚4000円分のつり銭が出てくるのである。

これを繰り返すことで、
自販機の中のつり銭を全部抜くことが可能なんやが、
それをすると、自販機の所有者が気が付き
センサーの感度を上げられ、次回から抜けなくなる。

そう言う理由で
1台、4000円で留めておくと、
遠分の間は、毎日その自販機からは
4000円
抜き続けることができる。

家の近所には抜ける自販機が
当時は、数10台あり、
毎日、20000円抜いて
ローテーションを組んで、自転車出回っていた。

自販機によっては、タバコを1つ買わんとつり銭が出ない物もあり
おまけにタバコや、米と言った
副産物が付いてくる特典もあった。

生活するのに、これらの副産物はおおいに助かるモノで
生活に潤いを与えてくれたのは事実である。

10000円
ヘロインを買い、

そう、この頃、家からチャリで5分程度走れば、
ヘロインや、S、LSD、93 等
売店があった。

俺は、毎日仕事のように売店に出かけていた。
時には、日に2-3回。

残りの
10000で
これも、家から30秒のとこにあるパチンコ屋に
勝負しに出かけた。

当時権利ものの、今でもある、
海物語
を、30000円

権利2回、

3倍にして止めていた。

記憶にある限り、では
負けはなかったと思う、
その30000円は、家に10000円入れ、
残り20000円は売店に行き、
ヘロインや、S、の代金となっていた。

こんな、生活が1年ほど続いていたと思う。

正月には、タクシーをチャーターし、
豊中、吹田、池田、方面へ出かけ、
1日
25万円になった事も
鮮明に記憶に残っている。

ウインピーと言う俺の貯金箱は、街中そこらにあった。
改造千円札がある限り、当時は金に困ることは、皆無で
ドリルでカチワル、自販機荒しと違い、
捕まる可能性は格段に低い

持ち主が気がつかないケースが多い、
などの
メリットが存在した。

毎朝、5時から電源が入る
酒、タバコの自販機を目指し、早朝からチャリで8時までで
20000円
の、日当である。

月、20日で
40万の稼ぎは捨てたものではなかった。

今、この方法は、多分使えないとと思う、
当時でも、出る自販機と出ない自販機があった。

ウインピー
の由来は

機会が、千円札を
ウィーンと吸い込み

ピィっ

と言う事から、
ウインピーと言うようになった。

今現在でも何かしらの自販機荒らしがあると思うが、

昔、30万出せば、中国人が売っていた基盤
これを使えば根こそぎ、一発でつり銭を抜けると言うものがあった。

今も
中国人は何かしらの道具があるはずだ。

今となっては、自販機荒らしなど
恥ずかしいてでけへんけど、

当時は、
趣味と実益を兼ねて、仕事感覚でやっていた。

まーそんな時代もあったと言うことです。

以上。

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