2019/06/30

プッシャーの周りの奇怪な面々 (BU01/26/2014)



プッシャー全盛期の頃
俺の周りにはまともな人間は一人としていなかった様に思う。
一番多かったのがドロボーで、
高額万引き犯、車上荒らし、車の窃盗団、窃盗団、置き引き犯、事務所荒らし、空き巣
数え上げたらきりがない。
皆、色々な事をしてシャブ、ヘロイン代を工面してやってくる。
空き巣犯のB、Bは空き巣に入った家で必ずうんこをして
腹ごしらえをすると言う。
Bは、現金しか狙わなかったので、助言してやった。
パソコンや、カメラカード類は買い取ったるから持ってこいやと。
クレジットカードは1万円で買い取った。
当時は使い道が色々とあった、
新しいカードは盗難から1-2日は買い物が出来た。
新幹線の回数券、目一杯まで買う。
そのあとは、限度額がなくなっても、トミヤマや千林商店街などでは買い物が出来た。
トミヤマでは必要もないのに靴をごっそりと買い、車でアメ村に持ってゆき
路上販売をした。
これが、よく売れるのだ、当時はスニーカーの収集が流行っていたので
1日に3-4万は売れた。
トミヤマ、千林に限界が来ると、次はコンビニである、
コンビニは当時はPOSのシステムも発達しておらず
1万以内では承認はなかったので、1万以内の買い物をてんこ盛り出来た。
コンビの次は、タクシーである今のように通信回線を使ったCatもなかったので
「ガッチャン」と言われる器具だけだったので、これも1万円以内
1万を超えると1度精算してもう1度切り直す作業をして乗り継げる。
運転手も承知の行為である、
どこに行くにもタクシー移動だ。
1度万博の遊園地にタクシーで乗り付け、遊んでいる間タクシーを待たせて
遊んだ経験がある。
また、タクシーでトミヤマ廻りをしたこともある。
あとは、ガソリンである、これも当時は盗難カード承知で入れてくれるスタンドがあったが
今、そんなことをしたら直ぐに捕まってしまう。
最後の最後にそのカードをタクシーカードとして1万円で売るのである。
1万円で仕入れたカードが何十倍にも、何百倍にもなるのである。
ドロボーはそれを知らないのと、足がつくのを恐れて使わないのだ。
車上荒らしのA
Aはやり手の車上荒らしだ。
狙いはキャッシュカードとクレジットカードで、
現金はおまけみたいなものである。
Aは、1ボックスカーで獲物を狙う、
カバンが置いてある車を見つけると所構わず、
緊急脱出用のハンマーで窓ガラスを叩き割る。
カバンをいただく、本の1分ほどの早業である。
1度Aの車上荒らしに付いていった事がある。
Aはキャッシュカードを発見し、医者の診察券にある生年月日を打ち込んだ、
ビンゴ
残高照会ができる。
残高は240万
3回に分けAはATMから現金を引き出す、
俺は運転していただけにもかかわらず、分け前70万手の上にした。
その日は、仕事は休業で、ミナミの南署の近所のホテルつの
スイートルームにチェックイン
ヘロインをしこたま買い俺はホテルに籠った。