2020/02/06

後輩からの相談③(BU)

DATE: 04/23/2015
登場人物
盆中の Y
ホンマもンのジャンキー先輩 H君
後輩の 櫻井
中古車屋オーナー 藤田
中古車京都エンプロイ 熊田
詐欺グループの下っ端 木村
最後に、 俺、
茨木のオーナー様のご帰還や、
俺は、今までの経緯を、紳士的に話し、
紳士的にだ。
そして、後輩の櫻井が被害者であるように、事の核心には触れずに、、、
俺は、オーナー様に事情次第では警察に被害届出さなあkん事態やと釘を刺し
主導権をガッチリと握るとした。
藤田の顔色が変わり、うろたえは始めた、
それは、見てる者の神経を逆立てるたぐいの状況の変化に
俺は一気に話を詰めていった。
その時に、ワイルド3の残りの
2名は
車の中で何やらゴソゴソしており、
姿を現さなかった。
店長と思っていた「藤田」は店長ではなく
「 この店のオーナー様」
だった。
藤田は、しきりに自分は全くこの件に関しては知らないの一点張りで、
話を持ってきた、
京都の欧州車専門の中古車屋の名前と人物
「 熊田 」
と言う名前を直ぐに吐きよった。
そこまで、話を聞き出したところで
ドブネズミ3人トリオの
Y と H君が
店の中へと姿を現した。
その2人を見た藤田は、背筋に悪寒の走った様な表情を浮かべ、身震いをしてるんが
手に取るように、俺には分かった。
それは、入って来た2人の出す得体の知れん
”ヤバイ”
風体とジャンキー独特の何をし出かすか判らない一般の普通の人なら
この2人が前から歩いて来たら
必ず、避けて通る
ヤクザ
でもこのオーラは出せないどちらかと言うと
「「 キチガイ 」」
言えば
「キチガイ」
に悪いとさえ思う、常識の通用しないとでも言おうか、
人混みの中でも直ぐに見分けの付く
を、放ってる、
その光に藤田は飲み込まれていったのである。
見慣れている俺でさえ関わりたくない2人なのだ。
藤田の顔色も変わるやろー
ドブネズミの2人のウチの
Y が、
俺が聞き出した話を聞きその
熊田と言う奴に連絡を取らし、今から行くと約束をさせた。
Y が、
よくよく話を聞くと、どうやらこの車屋は末端に利用されただけだった様だが、
事の成り行きはしっかり把握してるが、
Y の理解は・・・こいつも被害者の1人
言う判断に至ったようで、、、、
かい摘んで話をまとめると、こお言う事だ。
初めに藤田が名前を出した、京都の外車屋でポルシェを「600数十万」でローンを組んだと言う
しかし、何とか信用金庫ではローンが通らなかった。
銀行員が金額を下げてくれたら通ると言われたんで、
詐欺グループはパシリの木村を使い、京都の熊田に茨木の藤田の店を紹介させ
藤田は最初から無い話でキャンセル料10万円でこの話に乗った。
藤田にしてみれば、書類だけで車を仕入れること無く、書類のみで「10万」が入るんやから、
悪い話ではない。
その話を持って来たのが、京都の
「熊田」
である。
熊田は、パシリの木村と繋がっているが、
肝心のグループの親玉のことは、会った事もないと言う状態で
末端の
「木村」
と言う、男しか詐欺グループにつながる糸は無く、
捕まえるべき男はこの
「木村」
なる、20歳前半の若造だった。
俺ら、ドブネズミトリオの連携プレイは
阿吽の呼吸で滑らかな
スライムの様に
藤田を追い詰め、藤田の先導で京都の外車屋へと名神高速を京都方面へと走りだしていた。
京都
と聞いてたので京都市内と思い込んでいたんやが、
藤田の車は、京都南、京都東を通ろ過ぎ、
大津出口で高速を降りた、
全く、土地勘の無い場所、
一抹の不安が走る。
ナビだけが便りの綱だった。
すでに、21時を回っていた。
ようやく外車屋に着き、
「熊田」
を捕まえた。
Y が、
珍しく、いや、これはY の得意の作戦行為や、
紳士的に優しく話をし、決して恫喝などしない。
恐ろしく落ち着いた話し口調で、身震いするような内容の話を淡々とする、
Y 得意の心理作戦や、
一体こいつは何処でこんな心理的な相手を恐怖に戦かす戦法を覚えたのか、
それとも、ホントははIQが高いのか、などと俺の頭の中で
この、イケイケの性格の学習出来ない Y の事を
ある意味、リスペクトしていた。
余りの紳士的な振る舞いに相手が調子に乗り出すと
Y は、紳士的にゆるやかな動きでそーっと、懐から刃渡り22センチのアサシンブレードを出し
無言で、調子に乗った相手の頬を
スーッと、切り裂くその動きに迷いはなくごく自然に相手は
頬を、
5-6センチ裂かれてしまっていた。
熊田は、
自分の話している相手がどんな人間か
初めて知ることになり、
ハッタリに聞こえていた、優しく語られた恐怖の話を
考え直すのには遅すぎた、
頬からは、傷は浅く、
がツーっと滴る程度に流れ出し
熊田の態度が一気に変わり、それまでこの時間から
「木村」
を呼び出すのは無理やと言うてたんが
手の平を返し、木村にに電話をかけ急用やと言い何とか近所のファミレスに呼出すことに成功した。
Y が、熊田に、
「出来ん事などこの世にないンや、やる気があったら何でも出来るんや、そうちゃうか、熊田」
偉そうな事を言うY を見て
こいつ俺の後輩ちゃうかったら付き合いたないなこんな奴、
と、心の中で復唱し、友達で良かったとつくづく思った。

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