プッシャー スマグラー NEW OSAKA② (BU 01/22/2014)
5グラムのヘロインは俺の人生を変えた。
Yが帰ってから毎日0.1gのヘロインを消費した
消費する度にヘロインの飛びは変わってゆく。
10日も立つ頃には少量のヘロインを取るだけではアッパーな効き方がして
躁状態になり、舌は饒舌になり、話がしたくてしょうがなくなる。
興奮状態である。
少し量が増えると、ダウナー状態になり体が動かなくなり、
何をするにも億劫で、鬱状態である。
そんな状態が1ヶ月半くらい続いた、
急なキックアウト、
症状は、インフルエンザと、腸炎と、自律神経麻痺とが同時に訪れたような感覚、
耐えられないほどではなかったが、
切れ目から2日目
不快な電子音で神経をかき乱される。
キリキリキリ、脳が痛む、
切れ目か、本当の病気なのか区別がつかない。
電子音の正体を探ると、電話だと言うことに気づく。
電子音を止めるため、脳のキリキリを止めるため、
電話の受話器をむしり取る。
そこには、Yの明るい声が響く、
「Dちゃん、調子はどう?」
俺「ん~、今一やねん」
Y「Dちゃん、プー買ってくれへん? g、3万でいいわ」
俺「しんどいから、持ってき来てーなぁー」
Y「わかった、今から行くは。」
これが、俺のヘロインの道まっしぐらのスタートだった
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