2019/05/03

プッシャー、スマグラー IN HAWAII ③ 「 12/27/2013 BU」

当時俺はローカルのハオレから
1ポンド、2000ドルで仕入れていた


単純計算すると、1g=4ドル oz=112ドル
計算になる


それを観光客にはタバコを混ぜたジョイントを1本=10ドルで、
ロコ相手には、2gパック=20ドル
1oz=220ドルでさばいていたのだ。



利益は5000ドル以上あった。


当時ハワイにはいろんなブランドのパカがあった。


ハッシュバッズ、コナゴールド、マウイワウイ、コナズピリッツ、マンゴバッズ
等、多種多様でどれもかなりのハイクオリティー


観光客、ポン引きの客だけでなくビーチでも声をかけ売り歩いた。


その中で、大阪でSMクラブをしていると言う女王様と出会う
女王様は俺のバッズが気に入ったらしく持って帰りたいと言い出した。


俺は、一つ返事でそのリクエストに承諾したのだ。

1oz=450ドル



国際郵便で送ることにし、話はまとまった。
28gものパカをどうやって送るのか、
俺には、既にノウハウがあった


まず、バッズをグラインダーで粉々にする前に、
大きな茎や枝を取り除き、グラインダーにかける。


取り除いた分目方が減るのはしょうがない、
それを、グリーティングカード大にに7gずつ、二重に真空パックする
できるだけ、凸凹の多いグリーティングカードを使う
グリーティングカードの糊付けしてある部分を剥がし、そこにパックしたパカを乗せ
再度糊付けして圧縮する。


これで完成だ。


後は、2日おきにGPOから発送するだけ、
全部で4通、無事に20日以内に到着したと、女王様から連絡があった。


この方法を考えたのもの多分俺が初めてである。


これが、俺のスマグラーとしての第一歩の仕事だった。


女王様の仕事依頼、郵送の仕事とがドンドン舞い込んできたので人を雇ったりもしたが、
どいつもこいつも使い物にならない、結局全部自分でやる羽目になっていた。



しかし、俺は悩んでいた、日本でハワイアンを売るとしたら、
粉々のパカより見栄えのいいいいバッズのまま送れないものか?


いろいろと試行錯誤して、考えついたのが「レーズンブラン」(コーンフレーク)だ。


なぜレーズンブランか?


レーズンブランはほかのと比べズッシリと重い、レーズンが入ってるから、
それに、箱に厚みがある。
この2点が決め手となった。



計算すると、ひと箱に、1oz入れても問題なさそうなので試作を作る。
バッズのまま真空パックし圧縮した1ozのパックを作り


レーズンブランの箱裏から丁寧に箱を開け、中袋を取り出す。
中袋はロウで接着されているため、
ドライヤーをあて中袋を剥がして行く、
パックが入る大きさまで剥がすしたら、約30g分のレーズンブランを抜き
貼っずのままのパックを綺麗に収める。


後は逆の工程で箱を閉じていく。


これで完成だ、出来上がった箱は他と比べてても何ら遜色はなし。
一応、振ってみるが、違和感もない。


これならいけると思い、8oz、自分用に日本に送ることにした。
レーズンブラン、24箱買いそのうちの8箱にパックを忍ばせ
商品サンプルとして、何も伝えないで友達の家あてに俺が日本に発った次の日に友人に頼み
送らせた。


国際宅急便のエクスプレスなので4日ほどで着く。


その頃を見計らって友達の家に電話したら、既に荷物は到着していた。



1984年当時大阪の北新地で出回っていたいたハワイアンはほぼ
90%俺が密輸したものだ、当時新地では1g=8000円で取引されていた。



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