プッシャーやっとると
いろんな繋がりが出来てくるんやわ
窃盗団、詐欺師、強盗、スリ、等々
いろんな業種と関わらんと
この商売は出来ん
特にヘロインを扱うとなると外人の犯罪組織との付き合いは
必須になるんや
当時
中国人パチンコゴトしと言うか
偽造組織やな
当時警察官僚が自分らの利権の為に
パチンコ業界に食い込みを狙い
電子カード化
にしようと大々的に
業界の改造を行った、それが
パッキーカードの導入や
カードの詳しい仕組みはネットを調べるとわかると思うんで
ここでははぶくが
カードはパチンコ業界から金を吸い上げる
道具としておく
中国偽造団は使用済みのパッキーカードを
ライターを使い
ごく簡単に
0円になった5000円のカードに
5000円と書き込む
これで、5000円使えるパッキーカードが複製される
このカードは売るのではなく
中間元締めがおり
(ちなみに俺はこの中間元締め)
1000枚カードを中国人から後付けで預かる
最初は周りの人間に
10枚5000円で
貸す
んである
こいつらは、5千円で5万円分打てる
安なぁと思うかもしれん
からくりは、出玉にある
出玉の10-20%のインセンティブを取る事で
俺に利益をもたらす
それには、常に自分の 子
の監視をしなくてはならん
皆、百戦錬磨のポン中や、犯罪者
スキあらば、出玉をごまかしよるんでよーっ、見とかな
すぐに玉替えしてレシートを隠しよるんや
最初は、4-5人から始めたが
人が人を呼び
最後の方は50人くらいに膨れ上がった
俺の1人では監視出来けんようになり
10人に1人の
管理人を付けた
管理人の日当は朝9時~23時とバードやが
3万与えたのと交代で打てるようにして出玉は全て取り分にして
不満を抑えた
中国人には
1千枚、30万円をその日の終わりに
回収した貸出したパッキーカード共に渡すと
あくる日には0円のカードが5千円に復活して
千枚用意される
俺の手元には毎日
150-250万
が乗ってる事になる
ほんで、打子のほとんどがポンを稼いだ金で
買う
二重取りやで、ホンマ
こんな稼いで、俺って天才?
なんて、勝手な思い込みをしたもんで、ワロてしまうで(^ω^)
打ち子も皆、5-10万は稼いでたんちゃうかな
せやけど、そんな時代もあっと言う間に終わり
カード会社は対策を打ち出した
チョット軽く説明するが
カードの売上とパチンコ屋とは関係なく(と思う)
確か、出玉ではパチンコ屋は損害はなく
打撃を受けたのは警察官僚天下りのカード会社で
あって、パチンコ屋は痛くも痒くも無かったはず
ほんでや
打出した対策がこうや
使った金額に対しカードにパンチ穴を開けると言う
テレホンカードでもあった
あの小さい穴を開ける言うもんやった
中国人組織もプロや
対策を破る技の開発はすぐに始まり
対策後1週間もせんうちに
クラックに成功した
その、内容は
5千円のカードを千円分使うた時に空く穴の位置と
4千円分使うた時に空く穴の位置が同じ事に目を付け
まず、最初に5千円カード購入し4千円分
使う
残額千円になったカードを3千円分をリーダーで
書き換え4千円分にする
そうする事で
残額4千円のカードが出来上がる
パンチの穴は千円と4千円が同じなので
5千円のカードは3千円使えるカードと生まれ変わる
ここで、問題なのはこのカードを使う時
残額千円を残してカードを取り出さないといけない
ついつい使うと書き込みが出来なくなる
残高0のパンチ穴が開けられるんや
使いもんにならん
せやんで、打ち子には口を酸っぱくなるほど説明をする
この対策後
俺の仕事が増えるんやあな
閉店後
俺の車に続々と集まるパッキーカード
の穴の位置を確認する作業がめんどくさい
ヘラヘラとぶっ飛んでる訳にはいかんのや、集計して
中国人の部屋に行き
帳簿を合わせる
あ~めんどくせぇ~
稼ぎは三分の一程減った割に仕事が倍忙しなったんでな
帳面上の稼ぎはエラい額になっとんのに
なんでかわからんが銭が残ってない
これは、どう言うこっちゃ?
悪銭身に付かずとは
昔の人はよく言ったもんやとつくづくと思う
いつの時代も
その様に・・・・・・・・・・
半年ほどで
パッキーカードそのものが廃止になり
美味しかったこのシノギもなくなってしもうたんや
ハイウェイカードもしかり
阪神高速券もしかり
テレホンカードしかり
全て、廃止になってしもた
と
言う、美味しかった
パッキーカード
でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿